「高タンパク質ダイエット」は本当に有効?
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Medエッジ 2015.08.07 UPDATE
(2015年8月6日 Medエッジより) 世間で注目を浴びている「高タンパク質ダイエット」。本当に有効なのだろうか? 一流医学誌に出たこれまでの論文をまとめて解析した結果、高タンパク質食は、肥満や高血圧に良いかもしれないが、その影響は小さく、胃腸に有害な可能性もあるようだ。 2012年の検証結果を振り返る。
記事には、
”高タンパク質食は、体重、肥満の指標BMI値、胴回り、血圧、HDLコレステロール、空腹時インスリン、中性脂肪の減少につながっており、健康に良い影響を及ぼしていると判断できた。ただ、どれも影響は小さいか中程度だった。”
”一方で、高タンパク質食が、胃腸の不調につながるという論文が多かった。”
と書いてあります。
この記事で紹介されている「高たんぱく質食」がどんな食事かというと・・、
○朝・昼・夕食の3食とも、お肉かお魚のおかずがある。
○付け合わせに、卵や納豆、お豆腐などをつける。
○ご飯やパンなどの主食は、3食中2回までにして、量も軽めにする。もしくは1回。
こんな食事です。
もう少し栄養士っぽくいうと、
○たんぱく質エネルギー比※ 27%
○炭水化物エネルギー比 38%
○脂質エネルギー比 32% です。
高たんぱく質食は、言い換えると、糖質制限食とほぼ同じ食事です。
こういった食事が苦にならない人には、結果を出しやすいダイエット法です。
ただ、本文にあるように”実行するかどうかは、胃腸への負担との兼ね合いで判断すべき”かもしれません。
(※エネルギー比とは、エネルギー中、その栄養素のエネルギーがどのくらいを占めるかです。
たんぱく質エネルギー比27%は、全エネルギーのうち27%分がたんぱく質由来のエネルギーということです。)
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