1日3本以下の喫煙でも頭頸部癌は増加、喫煙歴の長さとも関係
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MEDLEYニュース 2015.08.12 UPDATE
(2015年8月4日 MEDLEYニュースより) 喫煙は多くの種類のがんができやすくなる原因とされ、特に量が多いときは危険が大きいと考えられています。比較的少量の喫煙について、頭頚部がんの発症率との関連を統計解析したところ、1日3本以下の喫煙でも頭頚部がんが多くなっていました。
”1日あたり0より多く3本以下のタバコを吸うことは頭頚部がんのリスクの50%増加と関連した(オッズ比1.52、95%信頼区間1.21-1.90)。”
個人的には、喫煙がどのような健康にどの程度悪いかについての研究は、もう必要ないのでは?と感じています。
というのも、もう喫煙が様々な健康に悪影響を及ぼすことは十分すぎるくらいわかっている(研究の知見が蓄積している)と感じるからです。
「たばこ吸ったら、Aがんになります」というような研究をこれ以上更に積み重ねても、実社会で行うことはたいして変わらないと思います。
喫煙についての研究は、
「で、どうやったら喫煙率下るの?」
など、どうやったら実社会に変化をもたらすことができるかについての研究にもっと資源を集中されるべきだと思います。
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くまこー
>「で、どうやったら喫煙率下るの?」
知りたいです!!
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田淵貴大
大阪国際がんセンターがん対策センター 疫学統計部 副部長 医師 博士(医学)
坪谷さんの言うとおりだと思いますが、この記事のいいところは「1日3本以下の喫煙」の害を明らかにしているところです。自分で喫煙しなくとも、1日3本以下の喫煙に相当する程度に受動喫煙に曝露されている人は非常に多くいます。受動喫煙の害が社会的に過小評価されていますので、この記事は受動喫煙防止の必要性を訴える機会にしていただければと思います。
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