「デブ=悪」ではない!? 実は太っているほうが長生きできることが判明
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nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム) 2015.08.25 UPDATE
(2014年9月1日 nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム)より) 太ってしまうことに対しては、誰しも少なからず嫌悪感を抱いているものですよね。できる限りスマートなスタイルを維持したいし、健康面でも太っているのは良くない。簡単に言うと、“デブ=悪”と多くの人が考えているのではないでしょうか。 ところが、新見正則さんの著書『長生きしたけりゃデブがいい』によると、“世間一般の理想体重より、20kg以上太っている人の方が長生きだ”という科学的根拠があるらしいのです。そこで今回は、この本に書かれている“デブ=健康的”という驚きの理由をいくつか紹介したいと思います。
「米国医師会雑誌『JAMA』に「BMIが25~30未満の“過体重”のグループのほうが、BMI18.5~25未満の“普通体重”のグループよりも死亡リスクが6%低い」というレポートを発表」というのは、多分こちらですね
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23280227
それ以外にこの記事のメカニズムとして挙げられている「体脂肪の蓄えが十分」「免疫力が高い」「ストレスに強い」については、根拠となる論文が示されていません。体脂肪を蓄えることで生きながらえるというのは、確かに食糧調達が難しかった時代には正しかったでしょう。しかしながら飽食の時代とも考えられる現代では、体脂肪が善とは必ずしも言い切れないと思います。また、心臓病や脳卒中といった循環器疾患の危険因子としては喫煙と肥満が真っ先に挙げられ、「ストレス」が危険因子になることはいくつかの研究で示されているものの、多くの研究者の間で喫煙や肥満よりもストレスが大きな危険因子になるという認識は一般的ではないと考えられます。
とはいえ、本の宣伝の記事なので、本の中には根拠は書かれているかもしれませんね。
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