日本は先進国で最低ランク…受動喫煙防止のために取り組まれている世界の動きは?

健康・予防

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favicons?domain=mocosuku MOCOSUKU 2015.08.29 UPDATE

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(2015年8月27日 MOCOSUKUより) 北京市の「史上もっとも厳しい禁煙条例」が話題となっていますが、東京都では今年5月に罰則付きの禁煙・分煙に関する条例の先送りが決まったばかり。インターネット上などでは、受動喫煙を防止する環境が整備されていないことは、東京オリンピックの開催において、障壁になるという意見もみられます。日本の取り組みは、世界に遅れているのでしょうか。

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田淵貴大

大阪国際がんセンターがん対策センター 疫学統計部 副部長 医師 博士(医学)

喫煙者からは嫌がられ、非喫煙者からは無関心。それが日本のタバコ対策・受動喫煙防止対策を遅らせる原因ともなっています。タバコの煙を人に吸わせることは危害を加えていることなのであり、それは決して許されることではありません。空間の禁煙化を推進してタバコのない社会を作っていきたいものです。

ただし、分煙では喫煙者をより害が集中しやすい喫煙ルームに誘導することになります。喫煙者をタバコから救うことも大変重要ですので、分煙ではなく、全面禁煙を勧めていくべきだと考えています。全面禁煙は導入コストも低く、喫煙者も非喫煙者もより健康にできる政策です(Tabuchi et al. Nicotine Tob Res, 2015)。

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