“訪問薬剤師”が勧める「高齢者の服薬3か条」って?

健康・予防

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favicons?domain=www.qlife QLife 2015.09.28 UPDATE

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(2015年9月14日 QLifeより) 高齢化が進むにつれ、介護が必要な人(要介護認定者)が増加の一途をたどる日本。2009年の時点で要介護認定者469万人にも達しています。そのほとんどは、自宅や介護施設で療養しており、病院や薬局に行くことが困難な方も数多くいます。

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雜賀智也

薬剤師、メディカルライター、MPH

記事では、高齢者の服薬3か条として、下記を奨めています。

1.かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師を持ちましょう
2.「お薬手帳」は、一人一冊を常に携帯しましょう
3.飲みにくい薬があるときは、薬剤師に相談しましょう

これは、高齢者だけでなく、患者さん全員が知っておいたほうが良さそうです。

〔1.かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師を持ちましょう〕
薬局では患者ごとに薬歴をつけています。
いろんな薬局で薬を受け取っていれば、当然、重複や飲み合わせのチェックはできません。
ですので、かかりつけ薬局として、調剤薬局を一か所に絞っておいたほうがよいです。
では、かかりつけ薬剤師についてはどうか。実現できればいいと感じます。
ただ、町の調剤薬局でもできるのかな?私が薬剤師をしていた頃は、シフト休でした。出勤曜日を固定にしたり、在宅訪問ならできるのかも。
具体的な事例を知りたいと思いました。

〔2.「お薬手帳」は、一人一冊を常に携帯しましょう〕
お薬手帳は、断れば10円安くなる、なんてよく言われますね。
ですが、本来の目的は、これも飲み合わせや重複、相互作用等の薬学的管理に使われます。
意図を知れば、10円は安くないのでは。
このお薬手帳は、他の薬局にかかった場合でも、一冊にまとめます。
一冊にまとめないと、飲み合わせ、重複などのチェックができません。

〔3.飲みにくい薬があるときは、薬剤師に相談しましょう〕
粉にしたり、剤型を変更したり、飲みやすいように整理したりしてくれます。
先日、7才の息子が嘔吐のとき、吐き気止めの粉薬(散剤)が処方されました。
経口ですと、嘔吐で服用できないため、坐剤に剤型変更をお願いしました、
この他、一包化といって、処方薬が複数あってややこしいとき、飲むタイミングごとに袋に入れて整理してくれます。

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