新しい分子標的薬となるか、肺がんの「予後」を決める遺伝子を発見、広島大学が報告

病気・医療

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favicons?domain=www.mededge Medエッジ 2015.09.17 UPDATE

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(2015年9月15日 Medエッジより) 肺がんになった人の予後に大きな影響を与える遺伝子配列の違いが発見された。この遺伝子を標的にした新しい治療にもつながる可能性があるようだ。  広島大学原爆放射線医科学研究所の谷本圭司氏の研究グループが、埼玉医科大学の江口英孝准氏らの研究グループと共同で報告。9月9日に広島大学が発表している。

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松尾恵太郎

愛知県がんセンター研究所 遺伝子医療研究部 部長 医師 博士(医学) 疫学修士 日本疫学会 理事

EPAS1という遺伝子の一つの遺伝子多型が肺癌の治療後の成績と関係した、というのが研究の主たる内容である。遺伝子多型の生物学的な意義に関してはその昨日などを網羅解析データベースとの照合や自グループでの検証で確認をしている。

患者さんの側から見るとこれを調べれば・・・と非常に希望を抱きたくなるところであるが、現時点ではあくまでもそういう報告があった、ということを超えないレベルである。

1990年代の肺癌患者さんを対象にしていること(まったく現在とは治療の現状が異なります)、検討対象人数が少なく、他集団での検証がなされていない、などまだまだ実用的な話に至るには超えなければならない壁が多いです。

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この記事へのコメント

  • 肺癌の知り合いが多いので
    研究が進むことを、願います

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