ロイヤルホストの全席禁煙は成功か? - 経緯と結果を聞いた

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マイナビニュース 2015.09.17 UPDATE

(2015年9月16日マイナビニュースより) 大手ファミリーレストランチェーンのロイヤルホストは2013年11月、同業界では初となる全国228店舗(当時)の全席禁煙を実施した。発表した際には賛否を含めた様々な反応があったが、約2年経った今、全席禁煙のプラス効果が表れているという。禁煙化を率先して推進してきたロイヤルホストの佐々木徳久取締役が、同社の果敢なチャレンジを語ってくれた。

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近藤尚己

東京大学大学院医学系研究科健康教育・社会学分野保健社会行動学分野准教授医師社会疫学者

オリンピックに向け、日本も飲食店における受動喫煙対策、つまり飲食店の全面禁煙は待ったなしの状況です。

ファミレス業界の中で早々に全面禁煙に踏み切ったロイヤルホストの経営者がレストラン禁煙後の2年間を振り返りつつインタビューに回答。客層がビジネスからファミリーにシフトし、売り上げは改善。

すべての飲食店が全面禁煙となった後同じようにパフォーマンスを維持できるとは限りませんが、全面禁煙への漠然とした不安を抱えている飲食店の経営者にとってはとても参考になるケースだと思います。

飲食店の全面禁煙が売り上げに及ぼす影響についての研究は先行している欧米各国からいろいろと出版されています。

いち早く全面禁煙に踏み切ったノルウェーからは、長期の影響が検証され、「影響なし」と結論（http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3249552/）。

米国でも影響なしとされています（http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5307a2.htm）。

以上はいずれも、レストランやパブなど、形態の違いも考慮しています。

もちろん、もっと細かく見ると売り上げが減ったり増えたりする飲食店のタイプもあるかもしれませんが。