インターバル運動が糖尿病患者の心臓に良い

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favicons?domain=www.dm-net.co 糖尿病ネットワーク 2015.09.29 UPDATE

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(2015年9月18日 糖尿病ネットワークより) 脂肪燃焼に効果的とされる高強度インターバルトレーニング(HIIT)が、2型糖尿病の心構造や機能改善に有効な可能性が、新しい研究で示された。詳細は「Diabetologia」オンライン版に9月9日掲載された。  研究を行った英ニューキャッスル大学のMichael Trenell氏とSophie Cassidy氏は、「HIITは心機能の改善と糖尿病管理の両方に効果をもたらすことが示唆されたが、興味深いことに、HIITのベネフィットは心臓の構造や機能改善のほうが大きいようだった」と述べている。2型糖尿病患者では、心疾患の症状を呈する以前から長期間にわたり心臓の構造や機能に影響が現れるが、この管理には身体活動が有効なことが知られている。

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

インターバル運動とは、高強度の運動を休憩を挟みながら複数セットおこなう運動様式で、従来、アスリート向けのトレーニング方法として知られていましたが、最近では、患者に対する運動療法としても利用されることが増えてきました。この記事では、糖尿病患者の心臓の構造や機能改善に効果的であったことが紹介されています。出典は示されていませんが、こちらの論文だと思います。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26350611

この研究は、わずか23人を対象とした規模の小さな研究です。この研究だけで、「インターバルトレーニングが糖尿病患者に薦められる」とは言えません。また、運動強度が高いということは、運動に伴うリスクも高まる可能性があります。特に糖尿病の患者さんは、病状や合併症の有無などによって、運動が禁止されるケースもあります。できればメディカルチェックを受けた上で、運動を実践するようにしてください。

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この記事へのコメント

  • 面白い研究結果だと思いますが、ひとくちに、インターバルトレーニングといっても、負荷の強度と時間、休憩時間により、効果も異なると思うので、更なる研究に期待したいです。

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