長時間の座位で脚の血流が悪くなる 10分のウォーキングで回復

リフレッシュ

  • 5,218
  • 6
  • 1

favicons?domain=www.dm-net.co 糖尿病ネットワーク 2015.10.11 UPDATE

1444385561HhVUlt8HEb

(2015年10月9日 糖尿病ネットワークより) オフィスで長時間座ったまま過ごすと、脚の血管の機能が損なわれるが、10分間ほどウォーキングをすることで回復することが明らかになった。短い時間でも立ち上がって体を動かせば、血流が良くなるという。

記事全文を読む

1427682568bdac8173bccfdf9e21f4a0cc8fa506d3

中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

「座り過ぎ」が健康に悪影響を及ぼすことが、多くの疫学研究によって明らかにされつつあります。この記事では、そのメカニズムについて示されています。

座り過ぎ⇒膝裏の動脈血流量の減少⇒シェアストレス(※)の増加⇒動脈拡張能の低下⇒動脈硬化の進行
※シェアストレスとは、動脈での血液の流れが、中央部で速く、血管壁近くで遅くなることから生じるストレスで、血液粘度が高いほど強くなります。

この記事で紹介されている研究では、6時間の座位後、10分間のウォーキングをおこなうことで、脚の血流が回復し、シェアストレスも改善することが示されています。座り過ぎの悪影響を抑えるために、座位行動を中断することを「break」と言いますが、そのbreakの重要性をも示唆しています(breakについては過去記事も参考にしてください)。
http://healthnudge.jp/2574

オーストラリアのHeart Foundation(心臓財団)によるSedentary guidelines(座り過ぎに対するガイドライン)では、30分に1回は座位行動を中断し、立ち上がることを推奨しています。「Stand during phone calls(電話するときは立つ)」という面白いメッセージも掲載されています。「座り過ぎをいかにして減らすか?」、興味深い課題です。
http://www.heartfoundation.org.au/active-living/physical-activity/Pages/sedentary-guidelines.aspx

  • 6
  • /
  • 専門家のいいね!3
  • 142682509482f8b767dca3ad48c63db4f86377886b
  • 1435675097555f1e227c312358b7e68aa871d84c1d
  • 1513578965bdd7e5188a73decf7ea807db9c967af6
  • usericon_noimage
  • usericon_noimage
  • usericon_noimage

この記事へのコメント

  • なるべく昼休みは歩くようにしていますが、10分は長いわ~。ちょっと遠くへランチに行こうかな~。

    このコメントにいいね!する

    0

コメントする

この記事の関連キーワード

この記事と関連する記事

会員登録が必要です

すでに登録済みの方はこちら

ログイン

まだ会員になっていない方はこちら

ユーザ登録

コメント編集(管理者用)

コメントを削除

キャンセル

Facebook連携


閉じる

このコメントに関する
問題の内容を選択してください





送信

送信完了

閉じる

コメント編集

会員登録が必要です