医療機関に受診するときにかかる時間はどのくらい?
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Harvard Gazette 2015.11.19 UPDATE
(2015年10月5日 Harvard Gazette 概要を日本語で要約) 米国で患者が医療機関を受診するときにかかる時間の分析。平均121分かかり、そのうち移動が37分、クリニック内が84分。84分のうち医師の診察は20分でそれ以外の64分は、待ち時間だったり、医師以外のスタッフと話したり、会計したり。この間の機会費用opportunity costは43ドル。医師の診察時間は20分で同じなのに、白人と比べて黒人やヒスパニック系だと25%時間がのびる(待ち時間や移動時間など)。低所得層や働いていない人だとさらに時間がのびる。医師の診察20分以外を減らすことが健康格差の減少につながる。例えば学校や会社の近くにクリニックを組み込んだり、あるいはインターネットを使った遠隔医療を行ったり。
確かに診療所で働いていた時も「待ち時間を短くすること」は重要と教わりました。待ち時間を待ち時間にしないため、当時自分が出演するクイズ形式の健康ビデオを作って待合室で流しており、患者さんからの評判は良かったです。診察のためある患者さんを診察室に呼び入れたら「もー、いまから大事なところだったのに~」と言われたことも笑。
アメリカでは医師の診察を20分も受けられれるのか!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。日本では、本来受診しなくても良い受診を減らす、あるいは受診しなくてもすむような予防介入を積極的に行うことが求められているように思います。
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