不安、孤立……希望を失うことで寿命を縮める米国の白人中年
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医療プレミア 2015.11.20 UPDATE
(2015年11月20日 医療プレミアより) 日本をはじめとする先進諸国は、予防医学や治療の大きな進歩により死亡率が低下し、ますます高齢者が長生きできるようになりました。そして、今後もこの傾向が続き、より健康により長く、より良い人生が送れるだろうと考えられています。 医学の進歩で「健康長寿の未来」が来るはずなのに…… ところが、今年のノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のアンガス・ディートン先生らは、1999年から2013年の期間において、米国で中年(45〜54歳、以下個別の記述がない限り同じ)の白人における死亡率が増え続けていることを指摘しています。この報告は、11月2日付の米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences:PNAS)で発表されました。
この記事を見て、原典読みました。結構衝撃でした。
もちろん、様々な要因(肥満、喫煙飲酒をはじめとする生活習慣)を直接考慮しているわけではないので、論文の議論もいくつかの可能性が挙げられていましたが、それにしてもなあ・・・と思いました。また、原典ではここにあるようにいくつかの死因別死亡率しか示されていなかったので、循環器疾患やほかのがん死亡などの推移も見てみたかったな、男女別はどうなんだろう?というのが気になるところですね。
そして、これを読んで考えさせられてしまったのは、同じことが日本人の中高年層にも起こりうるということです。平均寿命にも影響してきますので、しっかりとデータを分析し、要因を見極め、対策を立てていかないといけませんね。
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