負けないで！ ZARD 坂井泉水さん、子宮頸がんなど病魔に挑んだ日々

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治療ノートコラム 2015.11.26 UPDATE

(2015年11月25日治療ノートコラムより) 坂井泉水さんはモデルやレースクイーンなどの経歴を経て、1991年にシングル「Good-bye My Loneliness」で念願だった歌手デビューを果たしました。その後の活躍はみなさんご存知のとおり。「負けないで」「揺れる想い」などミリオンヒットを連発して瞬く間にスターダムを駆け上がり、日本を代表する女性アーティストの地位を不動のものとします。ヒットメーカー・織田哲郎氏の手によるポップな音楽性、そして清涼感と寂寥感をまとった伸びやかな坂井さんの歌声はもちろん、ほとんどテレビなどマス媒体に姿を見せず、極端に露出を絞ったプロモーションによるどこか謎めいた存在感もあいまって、坂井さんはカリスマ的アーティストとして多くのファンを魅了することとなったのです。

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横林賢一

ハーバード公衆衛生大学院/広島大学病院総合内科・総合診療科医師（家庭医療専門医、在宅医療専門医）医学博士

実は私、ZARDの大ファンでして、亡くなった時にはそれはそれはショックでした。音楽葬『ZARD/坂井泉水さんを偲ぶ会』にも参加してきました。
坂井泉水さんは子宮頸がんを患って肺にも転移し、40歳という若さで帰らぬ人となりました（実際の死因は転落死）。
がん検診は受けたほうが良いものや、受ける意義が乏しいものなど、様々です。子宮頸がん検診は「受けたほうが良い（受けるべき）がん検診」の部類に入ります。
以下は米国のサイトなので日本人にそのまま当てはまるわけではありませんが、信頼性の高いものの一つとして知られています。
http://epss.ahrq.gov/ePSS/GetResults.do?method=search&new=true
年齢（Age）：数字で年齢を入力
性別(Sex)：女性ならFemaleを男性ならMaleを選び、妊娠中ならPregnantにチェック
喫煙（Tobacco User）：吸っていればyes、吸っていなければNoを選ぶ
性交経験(Sexually Active)：性交経験があればyes、なければNoを選ぶ
をそれぞれ入力し、Show Recommendationsを押してください
（上記をすべて入力しなくても、検索できます）
A、つまり強く推奨するものの中にCervical Cancer:Screeningが含まれていたら、子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。
逆にD（推奨されない）であれば、検査を受ける必要はなさそうです。

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この記事へのコメント

横林賢一

ハーバード公衆衛生大学院/広島大学病院総合内科・総合診療科医師（家庭医療専門医、在宅医療専門医）医学博士

やっていただきありがとうございます。そうなんです。紛らわしいですよね。日本人の研究結果に基づく日本版が早くできて欲しいなと思います。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野講師博士（障害科学）

ePSSのサイト、やってみました。AにもDにもCervical Cancer:Screeningが出てきてびっくりしましたが、Dになっていたのは子宮摘出した人でした。あとの文章も読まないと結構紛らわしいので、日本語版でも同様のものが出てくれると気軽に使えたり紹介できていいのにな、と思いました。

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