朝食に菓子パン「OK」 まず毎日食べる習慣を 名古屋
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朝日新聞デジタル 2015.12.03 UPDATE
(2015年11月29日 朝日新聞デジタルより) 名古屋市は、策定中の第3次食育推進計画で、「朝食」から排除してきた菓子パンを初めて認めることを決めた。PTA代表や有識者らでつくる懇談会で「栄養面からみてどうか」という慎重な意見もあった中、市は「まず毎朝食べる習慣を身につけてもらいたい」と菓子パン派を容認。「朝食を毎日食べている市民の割合」の数値に加えることにした。
栄養の関係者の方からは悩ましいとのコメントもあると思いますが、本当に悩ましい問題ですね・・・。
厚生労働省等の調査における朝食の定義ですが「菓子や果物、サプリメント(栄養補助食品)のみ」は、「朝食に含まない」」とされています。ですので、よく国関係の調査で「朝食を食べていない人が○%」と記述されている場合、この「食べていない人」の中には、朝にリンゴ1個だけ、菓子パン1個だけ、という人は含まれていないことになります。
家庭の健康に対する意識の差により、食事への興味・関心は各家庭でかなり異なってくるかと思います。本当はちゃんと食べたい・食べさせたいけど、どうしても時間がないからせめて果物や菓子パンだけでも・・・というご家庭もあるかもしれません。逆に朝食にはまったく関心がない家庭、朝食どころではない家庭もあるかもしれません。
どちらにせよ、個人的には朝食で菓子パンを食べることの是非よりも、市の担当者がいう「菓子パンの勧め、ではない。まず毎朝、何か食べる習慣を身につけることが大事で、それが次に栄養バランスを考えた食生活につながるのではないかと考えている」という点を強調したいと思います。栄養関係の先生方、どう思われますか?
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柿崎真沙子
名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)
欠食よりはマシ。。。そのあたりが悩ましいところですよね。
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りさこ
主食のある朝食をすすめてますが、グラノーラやシリアルの人も多くなってきてます。欠食よりはいいかもしれませんが、飽和脂肪酸など栄養素では偏り出てくると思います。
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