子育て・介護支援へ3世代同居住宅に補助 来年1月から:朝日新聞デジタル
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朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.12.17 UPDATE
(2015年12月16日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) Click Here! [PR] 国土交通省は、3世代が一緒に住む家を建てる時に工事費を補助する仕組みを、来年1月にも新たに始める方針を固めた。来年度からは、3世代で住むためのリフォーム費用分の一部を所得税から差し引く仕組みも導入する。 3世代が同居し、子育てや介護を家族どうしで支え合うことで、社会保障にかかる公的な負担を減らす狙い。一つの家に、キッチン、浴室、トイレ、玄関のうち、2種類以上が複数あることを条件にする。
介護・子育てを家族の手で、ということを考えての補助。
助かる部分もあるとは思いますが、私は、ヤングケアラーといわれる問題がもっと色濃く出てきそうな懸念もありちょっと不安視しています。
ヤングケアラーとは、慢性的な病気や障害、精神的な問題などを抱える家族の世話をしている18歳未満の子供ををさします。 少子高齢化の社会になり、子や孫に介護を頼らざるを得ないケースが増加しています。子どもたちがケアする相手は親であることが多いですが、祖父母やきょうだい、そのほかの親戚であることもあります。
もちろん、ケアを通して、自分が役に立っていると感じたり、家族との結び付きが強まったと感じたりすることもありますが、その一方で、子どもは、自分の心身の発達や人間関係、勉強、進路などにも影響を受けることがあります。
日本ではまだまだヤングケアラーのその実態がつかみ切れていないのが実情です。
NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンの発行した「ケアラーへの支援がよいケアへにつながります」という資料のなかには、悲痛な叫び声と共に、どうしたらケアする側を支えられるか、ということがたくさん書かれています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001fv80-att/2r9852000001fvd8.pdf
ぜひあわせてご覧ください。
(参考)http://ci.nii.ac.jp/naid/110009805304
澁谷 智子,ヤングケアラーに対する医療福祉専門職の認識 東京都医療社会事業協会会員へのアンケート調査の分析から,社会福祉学 (0911-0232)54巻4号 Page70-81(2014.02)
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