微量の血液でがん遺伝子60種を解析 国立がん研

病気・医療

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favicons?domain=www.asahi 朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.12.22 UPDATE

(2015年12月18日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) わずかな血液でがんに関連する60種類の遺伝子異常をまとめて調べる新手法を開発したと、国立がん研究センターのチームが16日発表した。これだけ多くの遺伝子異常を調べるにはがん組織を取り出す必要があったが、新手法なら体に負担をかけずに繰り返し検査できる。一人ひとりのがんの進み方に合った薬の選択につながる成果だという。

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松尾恵太郎

愛知県がんセンター研究所 遺伝子医療研究部 部長 医師 博士(医学) 疫学修士 日本疫学会 理事

がん細胞から血液中にでてくるDNAを元に、がん細胞でよく見られる遺伝子の異常を、効率的に検査する方法を国立がん研究センターが膵臓がん向けに開発した、という記事である。

がん細胞は元々は正常であった遺伝子に異常が入っており、本記事で紹介されているのは膵臓がんに関する話であるが、様々ながんを通じて共通の遺伝子の異常が認められる。通常は、手術などにより実際のがんの組織を取ってきて調べる必要があったものを、血液で一気に調べられるようにした、というのが新しい。

現在、遺伝子の異常の種類によって薬剤を使いわける時代に入っており、そういう意味で本検査法がなし得ることは、患者さんの体への負担の軽減という意味で有効であろう。今後実用化に向けてさらなる開発が進むであろう。

勘違いしないで頂きたいのだが、あくまでがんがあると分かった方で、それからさらに治療法を選択するために必要な検査であって、がんを見つけるための検査では無い、

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