「低脂肪食が体重減少に最も効果的」ではない
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HARVARD T.H. CHAN 2015.12.22 UPDATE
(2015年10月30日 HARVARD T.H. CHAN 概要を日本語で要約) 低脂肪食が体重減少に及ぼす影響に関する研究。 低脂肪食が1年以上の長期間で体重減少に寄与するかについての53のRCT(ランダム化比較試験)のメタアナリシス。低脂肪食より低炭水化物食の方が、1年後に約1キロ少なかった。
低脂肪食が体重減少に最も効果的!とかつては言われていましたが、今回の研究でそうではないということが明らかになりました。
ただタイトルをみて「低脂肪食は意味がない」と思われがちですが、そういう意味ではありません。最も効果的であるわけではないということが今回の研究でわかっただけで、生活習慣を何も変えていない人に比べるとしっかり体重が落ちています。
じゃあ低炭水化物食が一番いいのかというとそういうわけでもないようです。記事にも書かれていますが、大切なのは継続できる適切な食生活。国や文化、個人の好み、個人の健康状態に応じて、継続可能な食生活を各人が構築することが大事なんですね。
よくある「○○さえすれば痩せれる」「○○を控えめにすれば大丈夫」というのは現実的ではなく、その土地の旬のものを取り入れつつバランスよく食べるという昔からの王道が吉と言えそうです。様々な研究で、昔から良いとされていることが良いと証明されるのは、個人的には心地良いです。
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