がん検診受診率、市町村別に公表へ 国が加速化プラン

健康・予防

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favicons?domain=www.asahi 朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.12.23 UPDATE

(2015年12月22日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 厚生労働省は22日、がんの治療や予防を強化し、死亡率を減少させる政府の「がん対策加速化プラン」を発表した。市町村ごとのがん検診の受診率を公表して比較することなどを盛り込んだ。  政府は、75歳未満のがんの死亡率を2005年からの10年間で20%減少させる目標を掲げているが、現状では17%減にとどまっているため、加速化プランを策定した。背景には、喫煙率の高さや検診受診率の低さがあるという。

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伊藤ゆり

大阪医科大学 研究支援センター 医療統計室 室長・准教授 博士(保健学)

がん対策加速化プランが公表されました。市町村が主体となって実施されているがん検診について、市町村別に公表しますとの言及がありましたが、実はかなり前から公表されています。
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html#a24

またがん検診は受診率だけを評価するだけでは不十分で、市町村のがん検診が正しく実施されているかの指標(がん発見率、要精検率、精検受診率)を評価することもとても大切です。科学的根拠に基づくがん検診を正しく実施することではじめてがん検診によりがん死亡を減らすことが可能となります。
http://canscreen.ncc.go.jp

地域の取り組みの違いががん死亡の地域差につながっていることはまだまだ明らかになっていません。がん死亡率減少を加速化するためにも、各地域のデータを詳細に分析し、よりよいがん検診体制を広めることが大切だと感じています。

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