自覚がないから怖い! ジワジワ進行する「肝機能」低下の防ぎ方:Dr.松倉のサプリのすすめ
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日経Gooday(グッデイ) 2015.12.28 UPDATE
(2015年12月25日 日経Gooday(グッデイ)より) れまでは、気になる不調や症状を手がかりにサプリメントでどのようにセルフケアをすればいいかお伝えしてきましたが、今回は自覚症状がまったくないまま、じわじわと進行する肝機能の低下の防ぎ方についてお話ししましょう。 肝臓は右側の肋骨のすぐ下にある、人間の体の中で最も大きい臓器です。多くの人はアルコールを代謝する臓器で、お酒を飲み過ぎると肝機能が悪化すると認識しているかもしれません。もちろんそれも正解です。しかし、肝臓の働きはアルコールの解毒や分解のみにとどまりません。
最初に理解しておくべきは、このウェブサイトは、サプリメントを売ることを目的としている点です。
その意味で、どんな内容であれ、最後は、「だからサプリを飲みましょう!(買ってください)」となるはずです。
と思い、最後まで読むと、実際そう書いてあるわけですが(苦笑)
”毛細血管の働きを高めるのが、納豆から抽出される酵素「ナットウキナーゼ」です。血栓を予防し、血管内を詰まらせる原因となるプラークを溶かす働きがあります。摂取上限量(ナットウキナーゼ協会が定めた推奨値)である1日当たり2000FUを目安に取ってみましょう。私のクリニックでは、患者さんの体調を確かめながら3000~5000FU処方しています。
もう一つお薦めしたいのが、青魚に多く含まれる脂質成分であるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)”
さて、なぜ、このサプリを飲んだほういいのでしょう?
以下のように書いてありますね。
”先に挙げた3つの数値のどれか一つでも3桁になったときには肝機能が相当悪くなっていると考えていいと思います。全身の倦怠感や黄疸(おうだん)といった自覚症状が出るのは、肝臓が「病気」という段階になったときです。肝機能が調子を崩してしまってから元に戻していくのは現代の医療ではかなり大変なことだということを自覚してほしいと思います”
まぁ肝臓の数字(ALTとかASTとかのこと)が3ケタになると、確かに病気は進んでいる段階でしょう。それは事実でしょう。
しかしだからと言って、3ケタ未満の人が、なんでこれらのサプリメントをとる必要があるのでしょうか??
具体的に、とっている人ととっていない人を比べて、とっている人が健康になったとか病気が少なかったというデータの提示はありません(し私はそのような研究の存在は知りません)。
そのようなデータがない限りは、サプリメントの摂取は不要でしょう。
そういう健康な人に対して、サプリを飲ませて、「サプリを飲んでいるから健康なんですよー」と言い続けることで、その人は、さらにサプリ依存症になっていくんでしょうね。
一般論としては、サプリメントをとったほうが病気が少ないということは、ほぼないかと思われます。
しかもサプリメントは結構値段が高いですしねー。
そんなお金を使うのであれば、おいしいものを食べたり、旅行したり、楽しいことをしたほうがいいと思いますけどね。
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Goro Hirano
お医者さんがこのような記事を書いていらっしゃることをお教えいただき、大変に不安になりました。指摘してしまって、学会などで仕返しされたりしないのでしょうか。養老孟司の後輩の有名な公認心理師が書いたベストセラーで『聞く技術 聞いてもらう技術』という本に「話を聞いてもらうためには喫煙所に行くとよい。」などと書いてあり、この著者の方のほとんどの本にタバコに手を出したくなる内容が入っているのですが、怖くて誰も言えません。言った人は生命を絶たれると思います。 このような場合には、どうしたらよいのかと思います。
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