「自殺率の高い職業」4位弁護士、3位金融関係者…それを超える1位は?
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WooRis(ウーリス) 2016.01.04 UPDATE
(2016年1月3日 WooRis(ウーリス)より) 日本人の死因の1位は“がん”だということはよく知られていますよね。これは全年齢でのデータですが、実は20~39歳だけで見れば“自殺”がワースト1位だというのをご存じでしょうか? 自殺に至る原因にはさまざまなものがありますが、特にこの年代においては“仕事上でのストレス”が大きく影響していることと思われます。 そこで今回は、カナダの情報サイト『The Richest』などを参考に、“自殺率の高い職業”の上位4つをご紹介します。
この記事の冒頭で紹介されているように、日本人20-39歳(男女計)の死因第1位は自殺ですが、このことは一般にあまり知られていないような気がします。この世代の他の死因の死亡率が極めて低いということもありますが、残念ながら日本人の自殺率は世界的にみて高いのが現状です。
日本においてはバブル経済崩壊を背景に、大手金融機関の破綻が起こった直後の1998年に自殺率が急上昇しました。
http://www.jcie.or.jp/japan/pub/pdf/1447/c5.pdf
この時、特に管理職・専門職男性(30-59歳)の自殺率を含む死亡率が上昇したことが明らかになっています。
http://www.epi-c.jp/entry/e888_0_0064.html
自殺につながる要因は精神的、経済的、社会的なものなどが関連し複雑なので一概に「どの職業の自殺率が高いか」というのは難しいですが、私も研究テーマの1つとして疫学研究を通じて明らかにしていきたいと思います。一般の方にも是非、自殺が日本の公衆衛生上の大きな課題であることを知っていただいて、その予防に関心を寄せていただきたいです。
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