「薬に頼らずに病気を予防する」ためのポイント3つ
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nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム) 2016.01.04 UPDATE
(2016年1月3日 nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム)より) 加齢とともに体の不調が気になり始めた人は多いと思います。中には、降圧剤など日常的に薬を服用している人もいるのではないでしょうか。 しかし、できることなら薬に頼らずに健康を維持したいもの。そのためには、やはり日頃の習慣から変えていく必要があります。 今回は、薬に頼らずに健康な体を作るための考え方を、和田秀樹著『だから医者は薬を飲まない』よりご紹介します。
「薬に頼らずに病気を予防する」というのはとても大切な考え方です。しかし、ここで挙げられている3つのポイントについては・・・残念な記事です。
1. サプリメントで栄養不足を解消
できません。サプリメント単体で栄養をとっても、病気を予防できませんし、食事と合わせてとったとしても、「サプリメントによる効果である」という確かな科学的証拠(エビデンス)はほとんど得られていません。補助的にサプリメントを利用することまでは否定しませんが、予防策の第一にサプリメントを挙げることは否定します。
2. 抗酸化作用の強い食べ物を摂る
これもエビデンスはありません。「体の酸化」は興味深い仮説ではありますが、あくまでも仮説であり、十分に検証されてはいません。
3. ストレスを溜め込まない
これは重要だと思います。しかし、ストレスの原因の多くは、そう簡単に取り去ることができないもので、気をつけようと思ってもなかなか改善できません。結果として、薬に頼らざるを得ない状況になることも多く、それを否定しては状況をさらに悪化させることにつながりかねません。
それでも、「薬に頼らない」ことは大切です。日々の食事、運動、喫煙、睡眠などの習慣を改めて、予防に努めていくべきですし、正しい情報はこのヘルスナッジを通じて、お伝えできると思います。
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山本長史
ストレスについて、以前見たNHKのTEDで、ストレスが悪いわけではなく、ストレスを悪いと思う気持ちが悪い。前向きにとらえれば良いと言っていました。
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中田由夫
筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)
「エビデンスがない」といっても分かりにくいかもしれません。以下の「統合医療」情報発信サイトでの解説が分かりやすいと思いますので、ご紹介いたします。
http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/hint/index.html
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