David Bowie(デヴィットボウイ)とジェンダー

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favicons?domain=news.harvard Harvard Gazette 2016.01.14 UPDATE

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(2016年1月12日 Harvard Gazette 概要を日本語で要約) 音楽界の草分け的な存在でファッションリーダーのDavid Bowieが癌のため他界した。歌手、作詞家、演劇監督、ファッションイノベーター、そして俳優として活躍した。革新的な彼の活動は当時の民衆に常に受け入れられるものではなかったが、多くのアーティストに影響を与えた。性・ジェンダーに関連する大胆で新奇的な表現は世界中のLGBTQコミュニティに勇気を与えた。 以下、ハーバードの教授陣のコメント。「Bowieがいなければ、彼の素晴らしい音楽を楽しむことはできなかったし、彼のルーツである古き良き音楽とダンスを知ることもなかっただろう」「性に関する文化規範が前進した」「ジェンダー(文化的・社会的な性差)は固定的なものでなく、変動しやすいものだという概念は、デザイン業界にも影響を与えた」

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横林賢一

ハーバード公衆衛生大学院/広島大学病院 総合内科・総合診療科 医師(家庭医療専門医、在宅医療専門医 ) 医学博士

ハーバード新聞でもニュースになるくらいBowieの存在は大きかったのですね。フェイスブック友達も多くの人がミュージシャンとしての彼の偉業をたたえていますが、記事にあるようなジェンダーに関するインパクトも大きいのですね。
そういえば、わりと最近アメリカ連邦最高裁が同性婚を違法とすることは違憲だという判決を下し話題になりましたね。今の世界のトレンドは、ジェンダー(いわゆる生物学的な男女だけでなく、文化や社会によって構築された「男」や「女」の差)なんてどっちでいいじゃん、っていうジェンダー・ニュートラルと聞きます。さらに進んで、記事にもあるようなgender fluidity、つまりジェンダーは流動的であると認識すること、ジェンダーは固定的であるという常識にとらわれないこと、が叫ばれるようになっています。そう考えると、Bowieは本当に先駆的ですよね。彼は2000年に雑誌「NME」が行った調査で「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」に選ばれていますが、音楽のみならず、ハーバードの教授陣も言及しているように現代のジェンダーの考え方にも影響を与えているのですね。

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