ボランティアは健康につながるか
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HARVARD T.H. CHAN 2016.01.18 UPDATE
(2016年1月12日 HARVARD T.H. CHAN 概要を日本語で要約) ボランティアをしている人はしていない人に比べて健診の受診率やインフルエンザ予防注射の接種率が高く、夜間の病院受診が少ないことが50歳以上を対象とした研究によりわかった。理由として、以前から健康増進に有用と言われている生きがいを持てるようになること、ボランティアをすることで人との関わりが増え、健康に関連する情報をより得やすくなることが考えられる。
今回の研究により、ボランティアをすることで、より予防医療に取り組むようになり、また夜間の病院受診が減る可能性が示唆されました。事実だとすれば、本人だけじゃなく社会にとっても良い影響を及ぼしますね。例えば、医療費を削減できるかもしれませんし、ボランティアを行っている組織が彼らから情報を得ることでより健全・健康な組織になる可能性もあります。ボランティアというと、サービスの受け手のみが恩恵に預かれると思われがちですが、ボランティアをする人や社会にとっても良い影響がありそうです。今後の高齢化社会において、このボランティアが一つのキーワードになると個人的には思っています。
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堤 円香
筑波大学 医学医療系 地域医療教育学 助教 MPH 社会福祉士 キャリアカウンセラー(CDA) 修士(公衆衛生学)
ボランティア、大事ですね。人との「つながり」が最高の健康法、と石川善樹さんも言ってますよね!
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