ゴミ箱や冷蔵庫で丸わかり!「がんリスクの高まる」家の特徴6つ
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WooRis(ウーリス) 2016.01.20 UPDATE
(2016年1月19日 WooRis(ウーリス)より) 40代~80代の日本人の死因で、ワースト1のがん。やっぱり怖いですよね? 遺伝の要素もあるようですが、その人の生活習慣によってもリスクは高まります。 生活習慣はその人の家のあらゆる場所に表れますから、例えばごみ箱の中を見れば「この人ちょっとヤバいかも……」という実態が分かるはず。 そこで今回は、世界保健機関(WHO)などの情報を基に、“がんになりやすい人の家で見つかるNGな特徴”をまとめます。
★やっぱり禁煙、喫煙しないことが一番!★
がんのリスクが高まる家の特徴が6つ掲げられていますが、一番最後に書かれている「特徴6:ゴミ箱の中にタバコの吸い殻が!」という、喫煙にかかる問題が最も重要と言われています。
2010年の玉腰らの報告(参考文献は下記)でこんなことが明らかになっています。
いわゆる「健康的なライフスタイル」と言われる下記の6個があります。どれも大切ですよね。
・睡眠しっかり(7時間)
・毎日緑黄色野菜を食べる
・BMIが18.5-25
・飲酒は1合まで
・毎日運動
・非喫煙
このうち、健康なライフスタイル保有個数と死亡率について調査したものがこの報告です。
あくまでもこのライフスタイルの『個数』を示していますが、結果としては単純に個数が多い順で死亡率が低いわけではありませんでした。
興味深いのは、「喫煙」しているけれど残りの5つの健康的なライフスタイルを全て実践している人よりも、「非喫煙」で、1,2個実践している人の方が、死亡率が低かったのです。
1に運動、2に減塩・・と言われますが、いえいえ、なによりも「喫煙しないこと」が大切ということがこれでよくわかります。
諸外国と比べると、残念ながら日本ではまだまだ喫煙のリスクや影響を過小評価する報道やイメージ戦略が横行しています。自分を守り、家族を守り、未来を担う子供たちを守るためにも、タバコの真実を多くの方に知っていただきたいと思っています。
(参考文献)
Tamakoshi, A et al: Impact of Smoking and Other Lifestyle Factors on Life Expectancy among Japanese: Findings from the Japan Collaborative Cohort (JACC) Study. Journal of Epidemiology, Vol. 20, pp.370-376 (2010) .
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3900831/
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