装着型ロボ「HAL」保険適用を承認…歩行機能の改善、認められ

健康・予防

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favicons?domain=www.yomidr.yomiuri.co yomiDr(読売新聞) 2016.01.29 UPDATE

(2016年1月28日 yomiDr(読売新聞)より) 難病患者の歩行を助ける装着型ロボット「HAL(ハル)医療用」について、厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は27日、歩行機能の改善が認められたとして保険適用を承認した。

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

難病患者の歩行を助ける装着型ロボット「HAL医療用」の保険適用が承認されました。HAL(ハル)は筑波大学の山海嘉之教授が開発したロボットで、太ももなどに電極をつけ、微弱な信号を検知し、モーターがその動きを補助する仕組みになっています。わたしもHALを使った臨床研究に関わっていましたので、ちょっと紹介します。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23313372
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24099524
これまでに、脳卒中や脊髄損傷などの患者さんに対して、HALを使ったリハビリテーションの効果が検討されています。今回、保険適用が承認されたのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)や筋ジストロフィーなどの難病患者に対するもので、他の疾患への適用はまだ承認されていません。国内のみならず、海外でもHALを使った研究が開始されていますので、他の疾患への適用もいずれ広がっていくと思われます。

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