晩婚化で“育児と介護”が同時に到来! 30代の3割が「ダブルケア」を抱えることに
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HEALTH PRESS 2016.02.10 UPDATE
(2016年2月8日 HEALTH PRESSより) 日本で、今までにない新たな社会的リスクが浮上している。子育てと介護を同時に行わなければならない「ダブルケア」世帯の増加だ。 これまで「仕事と子育て」「仕事と介護」の両立は大きな課題だった。さらに近年、晩婚化・出産年齢の高齢化が加わり、「子育てと介護」の二重負担がクローズアップされている。
【育児と介護のダブルケア、ヤングケアラーにも結び付くことになりそう・・と懸念】
「育児と介護のダブルケア」を迫られることが、晩婚化により増えてきているのは事実です。しかも、兄弟が少なくなっているため、自分自身が一人っ子だと、なおさら、ダブルケアになる確率は高くなるかと思います。
また、ダブルケアが進んでいく中で、子供が成長し、祖父母の介護の役割を担っていくる場合は、ヤングケアラーとして、子供のサポートも必要になってくるのではないでしょうか?
ただ、この中で「30代の3割がダブルケア」という見出しに「え?!?!そんなにいるの?」と正直驚きました。
記事の小見出しに踊らされてはいけません。
インターネット調査で行われたこのアンケートの対象者は、「大学生以下の子どもを持つ母親1000人」ですから、正確には「子育て中の30代女性の3割が、同時に介護もしている」ということです。
厚生労働省統計情報部「人口動態統計」から算出すると子供がいない割合はちょっと古いデータですが2005年で3割。今はもう少し、子供のいない割合は増えていると考えられます。
なので、子供のいる人に「介護もしていますか」と聞いた、ということになるアンケートデータですので、30代女性全体の無子率を少なく見積もって3割として、ダブルケアをしている人は全体の2割ほどと考えられます。
対象や方法、バイアスの方向性を自分なりに考えながら、記事を読む力、いわゆるヘルスリテラシーの大切さを実感します。
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