「症状」の専門家一覧
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菊池宏幸
東京医科大学公衆衛生学分野 講師
東京医科大学公衆衛生学分野 講師 現在は、身体活動分野の疫学研究を専門とし、特に「高齢者の座りすぎとその弊害」について、研究をしています。 近年は、テレビ、パソコンなど、仕事も生活も座る機会はどんどん増えています。この時間が長くなって、「座りすぎ」る生活を送ると、健康に様々な悪影響があります。最初は、私も「そんなの当たり前だろう」と思っていたのですが・・・興味深かったのは、運動を適度に行っている人でも、同じく座りすぎると健康に悪影響がある。つまり、座りすぎは、「運動して帳消し」にならないということです。 運動(身体活動)が健康に良いのはもちろんですが、座りすぎない生活でも、同様に健康に良い。このことを研究で証明し、座りすぎの害を日本で減らすために、研究を行っています。 主な論文 1.Kikuchi H, Inoue S, Sugiyama T, Owen N, Oka K, Nakaya T, Shimomitsu T. Distinct associations of different sedentary behaviors with health-related attributes among older adults. Prev Med. 2014 Oct;67:335-9. 2.Kikuchi H, Inoue S, Sugiyama T, Owen N, Oka K, Shimomitsu Correlates of prolonged television viewing time in older Japanese men and women. BMC Public Health. 2013 Mar 9;13:213.
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柿崎真沙子
名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)
明治大学農学部農学科動物生産学研究室卒業。東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻修了(修士・博士)。専門は生活習慣病の疫学。かつては農学部で養豚疫学をテーマとする研究室に所属していました。東北大学で(人間の方の)疫学と出会い、東北大学Science Angelとして活動し、「健康情報を伝えるにはどうしたらいいんだろう?」と悩みつつもここまできました。皆さんのお役にたてれば幸いです。