アメリカ食品医薬品局、証拠のないホメオパシー治療を取り締まる方針へ
- 2,870
- 2
- 0
gizmodo 2017.12.26 UPDATE
デタラメはいかん。 アメリカ食品医薬品局(FDA)は、「ホメオパシー」関連の製品を取り締まる方針を先日発表しました。ホメオパシーとは、「病気の症状を起こすものをあえて摂取する」などといった根拠の認められていない民間療法のこと。これまでFDAの施策が寛大だったために、規制をかいくぐって流通していました。 ところが、FDAによればそれも終わりを告げるそうです。発表によると、同局がターゲットにしている製品は、喉の痛みのためのハーブティーなどという軽いレベルではなく、より深刻な病気を治療できると宣伝されています。つまり、まともな臨床試験も行なわずに浅い希望だけをパッケージングし、治療を求めて必死な人々に売りつけているのです。以下は、FDA局長、Scott Gottlieb氏による声明文です。
偽科学の代表のようなホメオパシーですが、ようやくFDAも規制に乗り出したようです。以前も取り上げていますが(幼児向け薬、米で10人死亡、400人健康被害か 「ホメオパシー」でFDA調査 http://healthnudge.jp/11625)、ただの砂糖玉と侮るなかれ。死者が出ているやっかいなシロモノです。
日本では薬品として扱われておりませんが、FDAの対応を受け、今後どのように取り扱われていくのか気になるところです。
送信完了
いいね!しているユーザー一覧
コメント編集
この著者による他の記事
アクセスランキング
この記事へのコメント