看護師資格への道拡大…准看護師「実務10年」を半減へ

病気・医療

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favicons?domain=www.yomidr.yomiuri.co yomiDr(読売新聞) 2015.07.08 UPDATE

(2015年7月6日yomiDr(読売新聞)より) 厚生労働省は、准看護師が看護師を目指して通う通信制学校(2年課程)の入学要件について、「10年以上の実務経験」という現行の規制を大幅に緩和する方針を固めた。  同省は5年程度とする方向で、年末までに詳細を詰めて省令を改正する。早ければ2017年度の入学者から適用される。

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久保達彦

産業医科大学 医学部 公衆衛生学 講師 医師 博士(医学)

看護師と准看護師は資格取得段階での教育時間に実に1000時間以上の差があります。決して小さな差ではありません。

一方、従来、准看護師の一部の方々は医療機関で働き始めてから10年の実務経験を経て、さらに2年間の通信制教育という大変厳しい過程を経て、看護師の免許を取得していました。

私も准看護師から看護師を取得した方を何人も知っていますが、その方々の揺るぎない向上心には敬服するばかりです。

そういった方々と仕事をしていて思うことは、もちろん教育過程は重要。ただ医療専門職はやはり実務経験がものをいう世界。また資格自体が専門職を育てることもあり、若いうちにキャリアアップの機会があることは、ご本人にとっても、我が国の看護の質と量の確保の観点からも重要なことでしよう。

志のある方々にとって、従来からの実務10年というのは厳しすぎる制約だったのかもしれません。医師不足同様、看護師不足も深刻な昨今、なされるべき制度改革が進んでいると言えるでしょう。

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