【健百】夕方~夜のストレスが体内時計を乱す―早大が動物実験

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favicons?domain=kenko100 あなたの健康百科 2015.07.08 UPDATE

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(2015年6月30日 あなたの健康百科より) 人の体には1日24時間のリズムを刻む体内時計(概日リズム=サーカディアンリズム)が備わり、体に昼や夜の情報を与えて健康を維持しているとされる。その体内時計がストレスによって乱され、朝よりも夕方~夜に受けるストレスの方が影響が大きいことが、早稲田大学理工学術院の柴田重信教授らによって分かった。マウスを使った動物実験での結果だが、人間に当てはめた場合、シフト制で働いている人は時差ぼけで体内時計が乱れている可能性があるという。詳細は、6月15日発行の英科学雑誌「Scientific Reports」(2015; 5: 11417)に掲載されている。

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久保達彦

産業医科大学 医学部 公衆衛生学 講師 医師 博士(医学)

体内時計に関する研究で有名な早稲田大学柴田研の研究成果です。興味深く重要な業績ですが、実は夜に活動する夜行性のマウスの研究成果を、昼に活動するヒトに当てはめられるのかは未だに結論がでていません。一方で実はマウスとヒトは少なくとも遺伝子レベルではとてもよく似ていることが知られています。ヒトとマウスの遺伝子数は約3万個で、しかもなんとその99%が共通しているのです。動物を対象にした研究成果が活かされる形で今後、ヒトを対象とした研究が効率的かつ安全に進むことが期待されます。

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