自然災害で精神病が増える、2004年スマトラ沖地震の事例で検証
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Medエッジ 2015.08.05 UPDATE
(2015年8月1日 Medエッジより) 自然災害に遭うと、精神病のリスクが高まることが分かった。 スウェーデン、ウプサラ大学のフィリップ・K・アーンバーク氏らの研究グループが、有力医学誌のランセット誌において2015年7月22日に報告している。
災害直後は子どもや青少年の自殺未遂やストレス関連疾患が増加するのに、期間全体では精神疾患の診断を受けるリスクが被害の有無で違いが見られなかった点、大人は精神疾患、ストレス関連の病気、自殺未遂が増える点が興味深いです。年齢が低いと受けるダメージが年々消えていくということなのでしょうか。
スマトラ沖地震から5年後の結果、ということは、現在5年目を迎えている東日本大震災のまさに「今」を考えるうえで大変重要な研究といえますね。
最近、東日本大震災後に調査に行っていた地域に、観光で行く機会がありました。現地調査に入ってから2~3年が経過し、フェリー乗り場や道路などが整備され、綺麗になっていて感動しながら休暇を過ごしてきました。夏祭りのシーズンだったので賑わいがあったことや、土日で海水浴場にたくさんの人が来ていて、「ああ、ようやくここまで来たんだ」と時々涙ぐんでしまいました。一方で地元の友人などに話を聞くと課題もまだ多く残り、なかなか進まない地域もあるそうで、震災が残した爪痕の大きさを改めて実感しました。
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