「魚油とると太りにくい」仕組みを解明 京大
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朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.12.20 UPDATE
(2015年12月18日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 魚油を多くとると、太りにくくなる――。魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が、体脂肪を減らす仕組みを、京都大などの研究チームがマウスを使った実験で解明した。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に17日、掲載された。 DHAやEPAは、体脂肪を増やしにくくしたり、様々な病気を予防したりすると報告されているが、詳しい仕組みは分からなかった。
このタイプの科学記事はよく見かけますが、結果の解釈には注意が必要です。
この記事にもあるように、マウスなどを使った実験で「人間に換算すると〇〇グラムの✖️✖️を摂取することに等しい」というような説明がなされます。しかし、これらは紹介されている研究のメインの結果というより、その研究から得られた「推測」である場合がよくあります。
実際に人では効果がないかもしれませんし、逆に予想より大きな効果を得られるかもしれません。このような興味深い知見を過大評価、過小評価せず最大限日々の生活に活用すためには、やはり人の集団を対象にした疫学研究が行われるべきだと思います。
この記事では「臨床研究で確認したい」と言及されているので是非、人での効果を明らかにしてほしいと思います。
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