イニエスタは「うつ病」か「うつ状態」か? 報道する側からみる「鬱」を伝えることの難しさ

メンタル

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favicons?domain=news.yahoo.co yahoo!ニュース 2018.12.27 UPDATE

前回の記事――『うつ病とサッカー イニエスタの場合』。名声も富もアスリートの強靭さも「鬱」を防げなかった――は多くの人に読んでもらった。鬱(うつ)を告白したイニエスタの勇気が病の理解に繋がれば幸いだ。 「告白」、「勇気」という言葉を使ったのはもちろん、タブーがあるからだ。 スペインには心理カウンセラーがあっちこっちにいて、鬱であることを疑い、あるいは鬱になってカウンセリングを経験した人は、私の知り合いにも大勢いる。割合で言えば、経験者の方が未経験者よりも多いくらいだ。だが、そんな国でもタブーであることは、イニエスタの発言が「勇気ある行為」として讃えられたことが、逆に証明している。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)

サッカーのイニエスタ選手が「うつ病」なのか「うつ状態」なのか、という言葉に焦点を当てて書かれた記事なのですが、個人的にはそういった点よりも、当事者としてどのようにメンタルヘルスの問題を伝えるか?という著者の視点に手が止まりました。

私自身は、ヘルスナッジで当事者のトピックを随分取り上げていますが、この記事の中にある「タブーや偏見があるからこそ、イニエスタの告白は賞賛に値する。けれども、それは患者や元患者にとって、“告白しないのは勇気がない”という新たなプレッシャーになってはならない。告白は義務ではない。(要約)」という点は忘れてはならないな、と思いました。

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