内戦2年の南スーダン、死者数は不明なまま 誰も数えず
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AFP=時事 2016.05.05 UPDATE
南スーダンの2年に及ぶ内戦で、どのように人々が死んでいったかについての詳細な記録はあるが、殺害された人の数は明らかになっていない。
日本であれば人が亡くなると、死亡届を役所に出し、火葬許可証をもらって...と手続きされ亡くなった人のことが数えられていきますが、世界では死者数が何人いるのかさえわからない地域もあります。
人が何人住んでいるのか、何人増えた(生まれた)のか、減った(死んだ)のかといった情報は社会の基盤となるものです。これらは情報社会となった今でも基本的には現地で調査するしかありません。例えば今回の九州・熊本での地震でも何人の人が避難しているのか、孤立しているのか、といった情報は現地で調査するしかありません。
多くの情報が手軽に得られる現代社会で情報がないことは世間の話題に上らず課題の過小評価につながります。この南スーダンの現状を伝える記事のように「正しい情報がないこと」が課題であると認識することも時には重要です。
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