手術不能の肺がんに新薬登場 今後の治療はどう変わる? (日刊ゲンダイ)

病気・医療

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favicons?domain=headlines.yahoo.co Yahoo!ニュース 2016.08.22 UPDATE

手術ができない進行・再発肺がん(非小細胞肺がん)の新しい抗がん剤が承認された。これによって肺がん治療はどう変わっていくのか?

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尾瀬功

愛知県がんセンター研究所 疫学・予防部 主任研究員 医師 博士(医学)

 肺がんの新しい治療薬ラムシルマブが日本でも使えるようになったという記事です。記事中でもラムシルマブの位置づけについて簡単に書いてありますが、専門家以外が見ても複雑すぎてわかり辛いと思います。実際はこれ以外に患者さんの状態など様々なことを考えた上で最適な治療を決定するため、更に複雑になります。
 肺がんに限らず、多くのがんでは数年ごとに新しい薬が使えるようになり、治療が大きく変わっていきます。患者側からすれば選択肢が広がるのは良いことのようですが、病院でたくさん説明されすぎて逆にわからなくなることもしばしばです。そこで私のお勧めは、自分が最もやりたいことを主治医に伝えて、それを達成しやすい治療法を提示してもらうことです。
 例えば、「絵を描くのが生きがい」であれば、副作用として手のしびれや視力異常が出るような薬は避けて、別の薬を使うことができます。他にも「ご飯が美味しく食べられる」ことや「痛みができるだけない」なども目標になるでしょう。もちろん病状によっては、全てを満たす治療が出来ない場合もありますが、参考にしていただけたらと思います。

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