厚労省はダジャレ好き? 「ガンダム」コラボが救う「人類の未来」
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BuzzFeed 2017.10.04 UPDATE
「2050年には全世界で年間1000万人が薬剤耐性菌により死亡することが推定されている」と厚労省。
ダジャレとか、ガンダムとか、マジンガーZとか、出てきますが、扱っているテーマは結構まじめな話です。
抗生物質は肺炎や尿路感染や腹膜炎などの治療で使われる非常に重要な薬です。ただし使っているうちにだんだん薬が効かない菌が増えてきてしまいます。畑に殺虫剤をまいていたら、そのうちに効かない害虫が増えてきてしまう感じでしょうか。耐性菌はその個人にとっても、抗生物質がよく使われている集団・住民・国民にとっても大きな問題となります。
風邪は誰でもかかる病気ですが、抗生物質は効きません。ただし、肺炎かもしれないから一応抗生剤を出しておこうとか、これから肺炎になるかもしれないから念のため抗生剤を出しておこうということも結構あります。
だったら医者相手に呼びかければいいのでは、と思うかもしれませんが、医者だけでは不十分です。医者が処方する理由の中には、患者さんが欲しがるからというのが結構あります。ほかの先生は出してくれた、今までの風邪の時は出してくれた、飲むといつもよくなった、などの理由で求められることはあります。
多くの人に知ってもらうためには今回のようなアニメやだじゃれを使ったとっつきやすい形でのアプローチも大事ですよね。また、こういった啓発活動の意図や裏話的なものを取材して紹介しているのも面白いなと思いました。
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