医師が語る「メタボ解消」に最強の運動法
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プレジデントオンライン 2018.07.12 UPDATE
「メタボ解消」のためにはどんな運動が効果的なのか。10万部突破のベストセラー『内臓脂肪を最速で落とす』(幻冬舎新書)の著者・奥田昌子医師は、ジョギングのような「有酸素運動」と、筋トレなどの「無酸素運動」を組み合わせることが効果的だという。一体どちらを優先すればいいのか。内臓脂肪を狙い撃ちする「最強の運動法」とは――。
「医師が語る」とタイトルにあると、それだけで「正しそう」と感じてしまいます。しかし、医師だからといって何でも詳しいと思い込むのは危険です。実際、「運動に詳しい医師」というのはかなりのレアケースでして、ご自身が運動に取り組まれている先生や、スポーツドクターの経験がある先生など、かなり限られます。この記事を書かれている先生がどうかは分かりませんが、著書が売れているだけで、「正しい」とは判断できません。
記事の中で気になった点として、まず「内臓脂肪を最速で落とす」ような運動方法はありません。少なくとも、科学的に信頼できる根拠となるような論文はまだ出ていません。「有酸素と無酸素を組み合わせればいい」というのは、運動療法のごく基本的な考え方です。また、最近はあまり「無酸素運動」という言い方をしません。健康運動としておこなう筋力トレーニングは、呼吸をしながらゆっくりとおこなうことが多く、無酸素運動というよりは有酸素運動としての色合いが強くなるからです。このような筋力トレーニングは必然的に強度が控えめになります。そのため、筋肉量を増やすことは難しく、基礎代謝を高めることもできないことになります。
このように「まとも」なことを書くと、あまり面白みがないので、本を書いても売れないでしょうね。
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