「障害者の生きる意味」を問う声に、僕の答えを示したい…映画「こんな夜更けにバナナかよ」原作者の渡辺一史さんが新著(上)
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ヨミドクター 2019.02.02 UPDATE
筋ジストロフィーの男性とボランティアたちを描いた映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の原作者でノンフィクションライターの渡辺一史さんが新著『なぜ人と人は支え合うのか』(ちくまプリマー新書、税別880円)を刊行した。映画の原作を出版してから16年を経て、再び「障害」を通じて人と人のつながりについて考え、若者向けの書籍としてまとめた作者の思いを聞いた。
大泉洋さん、三浦春馬さん、高畑充希さんが出演した映画の原作となったノンフィクションの著者が上下の2回に渡って紹介されています。
「障害者の生きる意味」というのは、障害者自身にとってだけでなく、社会にとっても意味があるのではないか、というのは結構大事かなと思います。駅のエレベーターがなぜできたのか、という事例もわかりやすいなと思います。
自己責任って最近よく耳にするし、もちろんそれは大事なことだとは思いますが、映画で鹿野さんを演じた大泉洋さんのコメントがいいなと思いました。
「これまで、自分の娘は人に迷惑をかけないように育てたいと思っていたけれど、この映画に出演して、一人でできないことは人に頼ってもいいんじゃないかと思うようになった。娘には、困っている人がいたら助けられる人になってほしい」
僕自身も大学時代に、映画の主人公にもなった鹿野さんの介護ボランティアに参加していたこともあり、以前も一度ヘルスナッジで取り上げていますのでそちらの記事もどうぞ。
映画『こんな夜更けにバナナかよ』で、パラリンピックの本質を考える。
http://healthnudge.jp/12394
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