日本の歯医者は時代遅れ! タイで歯科治療したら日本の歯医者には二度と行きたくなくなった件
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HARBOR BUSINESS 2020.02.25 UPDATE
虫歯の痛みが激しくなり、歯医者に向かう。レントゲンを撮った後口の中を歯科医が見て、「ああ、これは神経をとるしかありませんね」と宣告される。その後数か月にわたり毎週歯科に通っては、問題の歯にあけられた穴に針のようなものを通し、痛い思いをする。もちろん、毎回数千円を支払う―多くの方に同じような経験があるはずだ。 だが、その治療法が全て間違いだったとしたらどうか。この治療が「痛い」こと自体がおかしいとしたらどうか。ここからお伝えするのは、日本の歯科治療がいかに遅れているか、そして「まともな」国でどのような歯科治療を行っているかという実態の報告である。 最初に一言。日本の歯科治療は、タイの足元にも及ばない。いや、この表現ではタイに失礼だ。「足元」では少なくとも同じ土壌に二者が立っていることになるからだ。天と地、マリアナ海溝と冥王星くらい離れているといっても過言ではない。 動かぬ証拠が、筆者自身である。上記の「神経をとる治療」を正式には「根管治療」(英語名:Root Canal Treatment、以下“RCT”と表記)という。日本のRCTでひどい目にあい、バンコクで再治療したが、一週間弱で完治してしまった。
タイまでいかなくても、日本の歯科医院でも同様の治療を行っている歯科医師はいますし、記事中で保険のカバーについての細かい誤解などがあるようです。しかしこの記事で指摘されている様に、日本の保険診療のカバー範囲には限界があります。この理由としては、日本の歯科治療の保険診療の報酬が極めて低いことが理由として挙げられます。根管治療はこれが最も顕著な治療かもしれません。時代に応じて出てくる新しい技術を、十分適正な給付金額でカバーすることが必要です。日本は、歯科の公的保険によるカバー範囲が世界的にトップレベルに幅広い国であり、国際的に非常に安い金額で治療が受けられます。その一方で、保険診療報酬が低い(歯科医師があまりもうからない)という特徴があります。また、新しい治療方法の保険のカバー範囲の拡大が、歯科は医科に比べて少ないようです。これは、高額な自費治療の拡大を招いてしまいます。日本と異なりアメリカは、歯科医師が非常にもうかる一方で(Googleなどが台頭するまでは最も人気の職業でした)ちょっとした治療も大変高額で、高額な民間保険に加入できなくて治療を受けずに我慢する人の割合が高いです。アメリカのような状況にしていくのか、日本型でよりカバーを広げていくのか?日本の特徴をどうしていくか、どのような治療を保険診療に入れていくべきか、専門家だけが議論するのではなく、患者である国民のみなさんからの議論も必要だと、今回の記事を読ませていただいて思いました。
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