12月から心の健康診断が義務化！「ストレスチェック」のメリット＆デメリット |

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nikkanCare.ism（ニッカンケアイズム） 2015.05.20 UPDATE

(2015年5月17日 nikkanCare.ism（ニッカンケアイズム）より) 2015年12月から義務化される“ストレスチェックの実施”。職場のメンタルヘルス対策が労働安全衛生法に基づき行われることになります。従業員50名未満の事業場は当分の間は努力義務とされているものの、会社勤めの方はストレスチェックについて知っておいて損はありません。インターワイヤード株式会社が行った「ストレスチェック制度に関する意識調査」のアンケート結果をみていきましょう。

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奥原剛

大学病院医療情報ネットワーク研究センター　東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野　特任助教　MPH（公衆衛生専門職）

以前こちらの記事『心の兆候知り　発症前に対策　社員のストレスチェック　職場の環境改善に期待』でストレスチェック制度の難しさをコメントさせていただきましたが、この記事のアンケート結果の「表面的」「処遇が悪くなる」というのは予想通りでした。

一方、結果を企業にフィードバックすることに「同意する」が32.9％もいたのにはちょっと驚きました。心の健康状態について、社員と会社がフランクに話せる風潮になってきているのでしょうか。

しかし、こちら　http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2015/150421/　で詳細を見てみると、「絶対に同意したくない」部長クラスも17.7％いるんですね。

社員が会社を信用できていなければ、こういう制度は機能しませんね。このストレスチェック制度が、社員と会社のコミュニケーションを促して、働きやすい会社、働きがいのある会社づくりにつながればよいですね。