自宅で人間ドックが受けられる! 「おうちでドック」はがん検診の受診率の低さに風穴を開けるか?
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HealthPress 2017.11.06 UPDATE
「ハウンドドック! ほっとドック! おうちでドック!」とお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右が連呼するテンションの高い記者会見が11月1日、都内で行われた。 これは、がんや生活習慣病などの疾病を発見できる検査キット「おうちでドック」(ハルメク・ベンチャー株式会社)の発売記者会見でのこと。医療機関並みの精度の高い検査で、家にいながらにして「人間ドックレベル」の健康診断が受けられるサービスだ。
自宅での少量の自己採血などでがんのリスクをチェックできるものが発売になったという記事です。
わかりにくいですが、記事をよく読むと、従来のいわゆる腫瘍マーカーというものをチェックするもののようです。
腫瘍マーカーを使ったがん検診の正確さはがんの種類や検査によってもまちまちですが、多くは不十分であることが知られています。腫瘍マーカーはある程度がんが進行してからでないと上昇してこないからです。
その為通常の住民向けの健診では推奨されていません(http://canscreen.ncc.go.jp/guideline/matome.html)
不正確な検査をむやみに広げると、間違って陽性に判断され、無用な精密検査を受ける結果となるなど、良いことばかりではありません。
「手軽な検査」に飛びつくのは危険ですし、このような記事はその意味で望ましくないですね。
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