運動を始められない人にアドバイス
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yomiDr(読売新聞) 2015.06.23 UPDATE
(2015年6月22日 yomiDr(読売新聞)より) さて、この連載をご覧くださっているみなさん、「ちょいデブ」ゾーンを挟み、スリム側に行ったり、デブ側に行ったりしながら、がんばっている私の日常の珍報告、いかがでありましょうか? ランニングに加えて、暑い季節を乗り切るために、プール通いも始めた私。 なんとか、ミスター・スリムを目指して、これからも精進したいと思います! そう、決意だけは、堅いのであります!!
「運動を始めるには障壁を取り除くことが大事」という記事。著者の茂木氏が「障壁を取り除く」ことをフォーカスされているのは、ご自身が一念発起、運動を始められたことが大きいのではと思います。というのも、健康行動(ここでは運動)の重要性を十分に分かっている人や、その行動が軽々とできている人には、その行動をとることができない人にとっての障壁の高さは、見えにくいものだからです。「やればいいだけじゃない。なんでできないの?」みたいな。
例えば、がん検診のように「行って受ければいいだけ」の行動でも、「忙しい」「面倒」「怖い」「受けなくても大丈夫でしょ?」などの心理的障壁は未受診の要因の一部です。しかし、がん検診を勧める情報発信で、それらの障壁を下げるような配慮をしているケースは少ないです(所要時間や副作用を明記するなど)。
「何が障壁となっているのか?」を考え、障壁を取り除こうとする試みは、個々人が自分の行動を変えるだけ時でなく、保健医療の専門家が情報発信をするときのように、他者の行動を変えようとする時にも、大切なことだと思います。
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佐々木 由樹
管理栄養士 健康運動指導士 MPH(公衆衛生学修士)
どうしても、正しいことを伝えて終わり。になっちゃう情報発信のやり方を、改めねば!
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