男性の産休取得 首相「常識化を」

健康・予防

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favicons?domain=www.sankei 産経ニュース 2015.07.01 UPDATE

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(2015年6月29日 産経ニュースより)  安倍晋三首相は29日、妻が出産した直後の男性の休暇取得を促す「さんきゅうパパプロジェクト」のメンバーの内堀雅雄福島県知事らと官邸で会い、シンボルマークが描かれたパネルを受け取った。首相は「一番大きいのは職場の雰囲気。男性も産休を取ることがだんだん常識化していくことが大切だ」と語った。

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奥原剛

大学病院医療情報ネットワーク研究センター 東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野 特任助教 MPH(公衆衛生専門職)

「一番大きいのは職場の雰囲気」と首相。職場の雰囲気、つまり企業風土を変えるには、企業のトップ(つまり会長、社長、経営者)の意志、トップダウンが不可欠だと、組織風土改革の世界では言われています。人事総務の社員レベルでがんばっても、風土は変えられない。経営者の考えが変わらないといけない。

では、経営者の考えを変えるには、どうすればいいか?

1991年、スペインのとある学校の教室の床にコンドームが落ちていました。
「誰のだ!?」と先生。
しばしの沈黙。
少年が立ち上がり、「僕のです」と言いました。
少女が立ち上がり、「わたしのです」と言いました。
少年少女が次々と立ち上がり、「僕のです」「わたしのです」「僕のです」「わたしのです」と言いました。

これは、コンドームの使用を勧めるヘルスキャンペーンのテレビCMの内容です。このCMで“It’s mine.”というスローガンが流行語になったそうです。

このCMは、「社会的証明」の力を使っています。社会的証明とは、「みんながすることは正しいかもしれないから自分もした方がいい」と考える傾向のことです。

経営者は孤独なものです。なので経営コンサルに意見を聞いたり、他社の動向を参考にしたりします。

男性の産休・育休の取得についても、「俺が」「僕が」「わたしが」と立ち上がる経営者が増えていけば、普及が加速するときがくるのでしょうが。

僕は子供ができたときは自営業でしたので、産休みたいな生活をしました。生まれたばかりの子供の世話は修行みたいなもんです。産休を取った男性社員は、育児の修行で忍耐力がついて、会社に戻ったら仕事でもレベルアップしているかもしれませんよ(笑

トップの皆さん、立ち上がりませんか?

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