子宮頸がんワクチン推奨の再開を-「これ以上の中止を憂慮」、学術団体が見解

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favicons?domain=www.cabrain 医療・介護情報CBニュース 2016.04.19 UPDATE

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 勧奨中止が2年以上にわたっている子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について、関連学術団体でつくる予防接種推進専門協議会(委員長=岩田敏・日本感染症学会理事長)は18日、接種後の症状への対策...

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尾瀬功

愛知県がんセンター研究所 疫学・予防部 主任研究員 医師 博士(医学)

子宮頸がんワクチン(正確には子宮頸がんの原因となるウイルスのワクチン)を打つことは当初推奨されていましたが、2013年6月以降、推奨が止められています。それに対して、婦人科や小児科などの専門家の団体から、積極的な推奨を再開すべきだと声明を出したという記事です。
ワクチンを打った後に強い症状が出る人がいると報道されて以来、厚労省も及び腰になったのか、推奨を止めています。しかし、現時点でもワクチンを打つことは可能ですし、年齢などの条件を満たせば代金も市町村から補助が出ます。対象ならば、打っておいたほうが得でしょう。
辛い症状が出て苦しんでいる人に対して救済する制度は必要です。しかし、だからと言って有効性が確認されたワクチンを使わないのは別の問題です。もし、このままワクチンの推奨を再開しないなら、ワクチンを打たなかったばかりに子宮頸がんになる人が近い将来沢山発生します。これら防げるはずだった子宮頸がんの患者さんに特別な補助なり救済なりされることはまずないでしょう。ですから、周囲の人がどうするかによらず、自分の身を守るためにも、ワクチンは打ったほうがいいでしょう。

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