<災害公営住宅>孤独死宮城で43人 増加傾向
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河北新報オンラインニュース 2017.05.25 UPDATE
東日本大震災に伴い宮城県内の被災者が入居している災害公営住宅で、誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」が3月末時点で43人に上ったことが24日、県のまとめで分かった。入居が本格化した2016年から増加傾向にあるという。
"<災害公営住宅>孤独死宮城で43人 増加傾向
東日本大震災に伴い宮城県内の被災者が入居している災害公営住宅で、誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」が3月末時点で43人に上ったことが24日、県のまとめで分かった。入居が本格化した2016年から増加傾向にあるという。
14年9月以降に災害公営住宅に1人で暮らし、死亡状態で発見された入居者数を県警の協力を得て集計した。14年は3人、15年は11人、16年は15人だったが17年は1~3月だけで14人に上った。男性が28人で約7割を占め、女性の15人を上回る。
一方、入居者の退去が進むプレハブ仮設住宅での孤独死は13年の23人をピークに14年15人、15年22人、16年11人、17年(1~3月)5人と減少。今年3月末時点で計100人となった。"
これは、どこかの国の大統領ではないですが、フェイクニュース!と叫びたくなりました。
1)災害公営住宅で「孤独死」なるものが増えているのは問題の本質ではないです。
時間がたつにつれて、プレハブ仮設住宅から災害公営住宅へ人が移動しています。
人口が増えれば、そりゃ増えます。
実際、合算すれば、13年:23人(災害公営はない)、14年:18人、15年:33人、16年:26人、17年19人/半年=このペースだと38人/年、と別に右肩上がりではないです。ジグザグです。
2)「孤独死」なるものが問題だと考えるならば、災害公営住宅だけではなく、一般と比較すべきです。
数としては、そちらのほうが多いのではないでしょうか。
3)「孤独死」という言葉の独り歩きの助長をして何がしたいの?
ずっと感じています。
「孤独死」ってなんですか??? それが増えているってことを書いて何が言いたいのでしょうか?(別に河北に限らずほかのメディアにもいいたい)
さらっと調べた限り、「孤独死」は、県で定義が異なるようです。
http://www.sankei.com/affairs/news/160202/afr1602020039-n2.html
”宮城県警は、年齢を問わず1人暮らしで誰にもみとられずに亡くなり、検視の対象になった事例を孤独死とみなし、昨年8月時点で仮設住宅の孤独死を79人と県に報告している。
同じく被災した岩手県は、年齢制限なく「1人暮らしで死亡後に発見された人」ととらえ、昨年10月時点で35人と発表している。平成7年の阪神大震災で被災した兵庫県も検視の対象者を孤独死とみなし、震災後5年間で233人、累計で1097人(26年末時点)と集計している。
集計方法について宮城県は「近くに身内がいて普段から連絡を取り合ったり、地域の見守りで消息が把握できたりしている場合は孤立とは言えず、誰にもみとられずに亡くなったとしても孤独死と認定していない」と説明している。”
看取るってなんでしょう?
私も訪問診療にかかわらせていただいていますが、一人で暮らしている90歳の方は何人もしっていますが、もし私やヘルパーが訪問したら、亡くなっていた、としたらそれは孤独死なんでしょうか?
岩手や兵庫の定義では、そうなりそうです。
宮城の定義であれば、訪問診療を定期的に受けていれば、ならなそうです。
訪問診療が普及すれば、”懸案の?”孤独死は減るでしょうね。
もっといえば、高齢者は皆施設に入れることにすれば、孤独死はなくなるでしょうね。
しかし、施設ではなく自宅がいいという人は、一定数いますし、その意思は尊重されるべきと思います。
訪問診療など、知らない人を家に上げるのはいやだとか、静かに一人で過ごしたいという人もいるでしょう。そういう生き方も尊重されるべきと思います。
「孤独死」などどいう、あいまいな概念で数字を出して、社会の不安をあおってどうしたいのか、私には理解できません。
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