境界型で明暗 初診患者は基準値超えでもすぐに投薬せず
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日刊ゲンダイヘルスケア+ 2019.09.03 UPDATE
糖尿病の検査項目のひとつに、空腹時血糖値があります。それが126㎎/デシリットルを超えると、糖尿病と診断されます。しかし正常は110未満で、「110以上126未満」は「境界型」のグレーゾーン。そこが問題で、患者さんによって医師の対応が変わる余地があります。 前回、空腹時血糖値が正常型の110未満でも、100を超えると、医師は警戒すると説明しました。「境界型、ひいては糖尿病型に移行する恐れがあるな」と生活改善の指導をしつつも、糖尿病の治療を意識し始めます。
糖尿病の診断基準や糖尿病患者、境界型の方への生活アドバイス等が書かれています。
文章だと基準が分かりにくい方は、糖尿病治療ガイドにも、図表で分かりやすく基準が示されています。
http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=11
ここでは血糖値に注目して書かれていますが、糖尿病の基準にはHbA1cという基準もあり、これは過去1~2か月の血糖値を反映します。食事療法をしている際は、ある程度長期的な視点も必要になりますから、この値も血糖値と合わせて気に掛けながら進めていくとよいのではないでしょうか。
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