みかんの健康効果は? 白いすじや袋も栄養になって風邪の予防にも
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ウェザーニュース 2020.12.10 UPDATE
12月3日はみかんの日です。 冬といえば「コタツでみかん」。これはかつて全国あちこちの家庭で見られた光景です。もちろん「わが家は今も『冬はコタツでみかん』だよ」という人もいるでしょうが、数は少なくなったでしょう。 とはいえ、秋から冬はみかんが旬の時季。コタツに入っても入らなくても、ありがたく味わいたいものです。
みかんは健康にいいよ、という記事です。記事によれば、みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンは骨粗鬆症の予防に有効、ビタミンCは免疫力を高め、ヘスペリジンは中性脂肪を分解に有効などなど。しかし、記事中にそれらがどのような根拠に基づくのかが明確にされていません(参考書籍はあります)。そこでβ-クリプトキサンチンについて調べてみました。骨粗鬆症予防関してβ-クリプトキサンチンが有効とする論文は見つけられませんでしたが、2017年に発表されたメタ解析(複数の試験を統合した解析)論文でβ-クリプトキサンチン摂取と股関節骨折リスク低下とは関連がないことが報告されています。記事では、骨粗鬆症予防のために一日にみかんを3個食べればよいらしいですが、糖分が気になりますね。食品の健康への効果を過度に謳った記事は注意して読むべきだと感じます。
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