「たばこは吸わない」「節酒する」 健康寿命を延ばすための提言を公表
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ヨミドクター 2021.02.26 UPDATE
「たばこは吸わない」「節酒する。飲むなら節度のある飲酒を心がける」――。「がん」「循環器病」「精神・神経」「国際」「成育」「長寿」の六つの国立高度専門医療研究センターが連携し、健康寿命を延ばすための提言をまとめた。幅広い病気の分野にまたがって、予防のための指針が作成されたのは日本で初めてとしている。
健康寿命を延ばすための提言を、国立高度医療研究センターが合同でまとめた、という記事です。健康寿命とは「健康で自立して過ごせる期間」のこと。これまで厚生労働省は「健康日本21」という施策で、国民の健康寿命延伸のための具体的目標を提示してきました。今回の提言は、健康日本21とも重複しますが、ユニークなのは、「加熱式タバコも吸わない」と「健康の社会的要因へのとりくみ」が含まれていることだと思います。
加熱式タバコについては、健康影響に関するエビデンスはいまだ不十分。ですのでもちろん安全とは判断できません。WHOは規制対象にすべきとしています。
健康の社会決定要因については、以下のサイトに分かりやすく書かれていますので、引用させていただきます。社会として解決に取り組むべきこととして、多くの人に注目されればと思います。
(ウェブサイト「健康を決める力」より引用)--------------------
健康の社会決定要因は、ライフスタイルや環境、保健医療の違いによって起こりますが、これらをまた決定しているのは政治的、社会的、経済的要因です。生まれついた社会によって健康格差ができることは、本人の責任ではなく、社会が引き起こしている不公平です。このような健康格差を生み出す要因を「健康の社会的決定要因」と呼びます。
(https://www.healthliteracy.jp/)
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