寝たきり回避へ、ここまで進化した関節リウマチ治療:名医が解説! 最新治療トレンド
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日経Gooday(グッデイ) 2015.05.21 UPDATE
(2015年5月21日 日経Gooday(グッデイ)より) 関節リウマチといえば、関節が腫れて痛み、いつか寝たきりになる、そんな病気だといわれてきました。しかし、治療が進化した現在、状況は大きく変わり、患者さんの表情も全く違ってきているといいます。関節リウマチ治療がどのように進化したのか、東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター所長の山中寿氏に聞きました。
「健康な人とほとんど変わらない生活を送れるようになった」というのは、語弊があると思います。たしかに生物学的製剤の登場で、リウマチの人達の生活は劇的に改善しました。痛みも進行もずいぶん抑えられるようになりました。
しかし、リウマチの人は関節の痛みがあるので、立ち仕事や、物の持ち運びのある仕事はできません。また、健常者ほどの体力もありません。リウマチになる前から正社員だった人は別として、リウマチの人が正社員として就職できるケースは、今でも非常にレアです。
正社員として働けないので、生活は不安定です。生物学的製剤のお金を払えなくなって、治療を断念せざるをえない人もいます。生物学的製剤のジェネリックが早く増えてくれるとよいと思います。
リウマチの原因はよくわかっていませんが、強いストレスでなるとも言われるので、特に女性の方は心身の疲れをためすぎないように気を付けてください。
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