マラソン中には死亡例も 「低ナトリウム血症」の防ぎ方とは?
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Mocosuku 2015.07.15 UPDATE
(2015年07月14日 Mocosukuより) かつて、スポーツの練習では水分を自由に取らせない厳しいトレーニングが当たり前だった。その後、脱水などの危険性から水分補給の重要視されるようになったものの、今度は水分の取り過ぎによる低ナトリウム血症(低Na血症)の問題が浮上している。マラソン中などに死亡する例もある運動中の低Na血症だが、適切な水分補給はどの程度なのか。世界の医学会や関連団体が指針を示す中、米国を中心に英国、オーストラリア、ニュージーランドの専門家の合意声明が、臨床スポーツ医学の専門誌「Clinical Journal of Sport Medicine」(2015; 25: 303-320)に掲載された。運動による低Na血症を予防するための、適切な水分補給も紹介している。水だけでなく、スポーツ飲料の飲み過ぎも良くないようだ。
熱中症予防のために水分補給!という考えはだいぶ浸透してきましたが、一方で、水分を取りすぎることによる低ナトリウム血症にも注意が必要です。以前、トライアスロンのスポーツドクターをされている笠次良爾先生からお話をうかがったことがあります。以下のページで、同じような話が掲載されていましのたで、参考にしてください。
http://rugby-kansai.or.jp/958
重要なところをまとめますと、ポカリスエットの食塩量は100ml あたり0.12g、アクエリアスだと0.08g、一方、汗に含まれる食塩量は0.175~0.3gで、汗をかくスピードが速いほど塩分濃度も高いそうです。スポーツドリンクを飲んでいれば大丈夫、と思われがちですが、水分だけでなく塩分の補給にも気を使う必要がありそうですね。
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