休息も"アグレッシブ"に? 疲労回復を促す、意外と身近な「積極的休息」とは
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HEALTH PRESS 2015.07.26 UPDATE
(2015年7月23日 HEALTH PRESSより) 毎日、仕事をこなし、満員電車に揺られて帰るともうグッタリ。シャワーだけはなんとか浴びて、ベッドに倒れこんでしまったり、休日には一日中エアコンの効いた部屋でゴロゴロしたりという人も多いかもしれない。 しかし、実はそんな疲れには「積極的休息」が有効なのをご存知だろうか。
現地にいる元プロテニス選手で平成の熱血男、松岡シュウ造さんに、この記事をまとめていただきます。シュウ造さーん?
松岡「はい、私は、この記事は、“休息も熱く行こう!”というメッセージだと受け止めました。ただ寝てるだけなんてもったいない! 運動は内臓と脳のマッサージだ!!
カラオケだっていい。『顔の筋肉を動かし刺激して、呼吸をリズミカルに歌えば深呼吸と同じ効果が得られる!』ってマイクを通して叫んでみろよ!! 夏の暑さなんて君の熱さで吹き飛ばせ!!」
シュウ造さん、熱いまとめをありがとうございました。
本日は、たそがれ大学名誉教授で、日本ダウナー系地位向上協会会長の掘墓穴さんにお越しいただいています。墓穴さん、いかが思われますか?
墓穴「世の中、皆さんが、シュウ造さんのように熱い方ではないと思うんですね。ストレスからの回復に関する研究では、『制御資源理論』という理論が注目されています。
私たちのいろんな活動はセルフコントロールを必要とします。仕事で何か我慢をするのもそうですし、友達と待ち合わせて遊びに行くのにも、遅れないように時間通りに起きて身支度するのには、セルフコントロールが必要ですね。
制御資源理論では、セルフコントロールのエネルギーは有限であり、使いすぎると枯渇する、と考えます。セルフコントロールのエネルギーが減ってしまうと、感情の浮き沈みが激しくなったり、ストレスを脅威と感じて逃避傾向になったり、生産性やチームワークも落ちます。
ですので、セルフコントロールのエネルギーが回復するような休み方が大切と言われています。気力がわかない休日は、セルフコントロールが必要なことをしないこと。もし、何か活動する場合は、その活動によってポジティブな気持ちになれるような遊びがいいです。
この記事にもありますが、軽い運動は心身共によいですので、無理はせず楽しんでなさればよいと思います。あと、内向的な人、外交的な人、いろんな人がいますので、自分の性格に合わせて、休み方まで頭で複雑に考えず、体のおもむくように休めばいいんじゃないでしょうか」
参考
Sonnentag, S., Perrewe, P. L., & Ganster, D. C. (2009). Current Perspectives on Job-Stress Recovery (Research in Occupational Stress and Well Being). JAI Press.
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